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顎関節症について

2022年9月2日

こんにちは。藤が丘デンタルクリニックの院長の溝口です。9月に入っても暑かったり、雨上がりには蒸し蒸しする日々ですが、スタッフ含めてみんな今日も元気に診療しております。さて、今回は顎関節症についてお話しさせて頂きたいと思います。最近ではスマホ顎関節症なんて言葉も聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。

顎関節症とは、顎が痛いとか、大きくお口が開けられないとか、お口を開けたり閉じたりする時に音がする、といった症状が起こります。男性より女性の方に発症する事が多く、10代後半から30代の若い方が多いです。どうして顎関節症になるかというと、原因は大きく分けて5つ考えられます。

①全身疾患によるもの…関節リウマチや多発性関節炎など、顎の関節に炎症が起こっている場合

②精神的ストレスなどの心理的なもの…ストレスによって食いしばりや歯ぎしりをして顎に負担をかけてしまっている場合

③生活習慣によるもの…仕事中や運転中や何かに熱中している時などの日中の噛みしめや、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしている場合

④噛み合わせの異常によるもの…噛み合う歯の当たり方が強い場合や右とか左とか片方でしか噛まない方、抜けてしまった所をそのままにして噛み合うに異常が出ている場合

⑤外傷性の力によるもの…過度に口を大きく開けたり、打撲をした場合

軽度の場合は、自然に落ち着いてしまうこともありますが、そのままにしておくと重症化してしまう場合もあるので、変だなと思ったら歯科を受診して下さい。

顎関節症の治療方法としては、歯科医院でマウスピースを作る治療が一般的です。マウスピースとは夜間寝ている間に上の歯にはめる装置の事です。寝ている間の歯ぎしりや食いしばりの緩和や、ご自身の歯の保護、顎の位置を安定させるために使用します。また、寝ている間だけではなく、日中に噛み締めたり食いしばっている時にも使用して頂けます。

マウスピースは保険適用で作成できます。上の歯の型取りの日と、出来上がった物を調整してお渡しする日の2回で出来上がります。また、噛み合わせや顎の位置が変わっていないか、定期検診の際に確認致します。

その他の治療方法としては、マッサージがあります。人差し指と中指と薬指の3本を使って行います。

①頬っぺたの横にある筋肉(ぐっと噛んだ時に盛り上がる部分)を、指の腹で円を描くようにクルクルとほぐす。

②頭の横にある筋肉(こめかみの辺り)を、指の腹で円を描くようにクルクルとほぐす。

③口を痛くない範囲で開けて、数秒キープして閉じるという開け閉めを数回、入浴して筋肉が柔らかくなっている時に行う。

このようなマッサージは器具などを使わず、誰でも簡単に出来るので、1日に数回、行うといいと思います。

日頃から出来る事として、日中の噛み締めを減らす為に常に噛み締めていないか意識する事が大切です。上下の歯が触れ合わないようにリラックスして顎に負担がかからないようにして頂ければと思います。

また、ご不明な事がありましたら、遠慮なく当院のスタッフまでお声かけ下さい。

 

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