2022年10月14日
こんにちは!
名古屋市名東区の歯科医院といえば!
藤が丘デンタルクリニック✨
副院長の池田です✨⚕️
さてさて、前回は赤ちゃんの味覚について
お話させていただきました✨
本日は味覚と関わりの深い、
についてお話したいと思います✨
以前に離乳食のお話をしましたが、
一般的に1歳6ヶ月以降になると
ある程度離乳食が完了して幼児食に移行していきます。
この頃には今まで食べていた食べものでも、
食べなくなってしまうといった
「食べものの好き嫌い」が
増える事があります✨
好き嫌いの原因としてはまず、
自我と口の機能が発達すること
が、大きく関わってきます。
自我が発達し、
自己主張ができるようになってきたので
この食べ物は嫌い!
食べたく無い✨
という意思表示が出来るようになります。
また、それに加えて口の機能の発達が
好き嫌いを生じさせる
きっかけとなることもあります。
離乳食初期では
食べ物を飲み込むだけだったお口も、
中期・後期を経て
食べ物を舌や歯茎ですり潰して
飲み込みやすくします。
お口の中に食べ物が滞在する時間が増え、
味わう事が出来るようになる為、
味の好き嫌いが出てくるのです❗️✨
また、味覚の発達も深く関わってきます。
舌には、
味蕾(みらい)とよばれる味を感じるセンサーが存在します。
生後3か月頃には1万個にもなるという
この「味蕾」ですが、
大人になるにつれて数が減少していきます!
子どもは大人以上に味に敏感
苦手な味をとても感じやすいということも、
食べものの好き嫌いが生じやすい理由のひとつです。
その他に、
子供達が苦手な食べ物の代名詞といえば、
ピーマン✨やトマト✨ですよね
これらの野菜の味って、
苦味や酸味が強くありませんか?
人間の味覚は、
甘味・塩味・酸味・苦味・うま味という
5つの基本的な味で構成されています。
自然界において
「酸味」は腐敗を感じさせる味のサイン、
「苦味」は薬物や毒の味のサインです。
「生命をおびやかす味は、受け入れない!」
というメカニズムが備わっているので
それらが比較的強い野菜などを、
吐き出してしまうのも
ごく自然なことだと言えますよね✨
しかし大人は
好き嫌いと決めつけてしまいがちです✨
食べてくれないことに
プレッシャーを感じたり
悩んでしまいがちですが
人間の本能なのだ
と、受け入れてくださいね☺️
また、
経験によってその食べものが嫌いになってしまう
ことがあります。
以前は好きだった食材が
ある経験によって食べられなくなってしまう
というケースはたくさんあります。
たとえば
お母さんが栄養を考えて
食べさせなくては!
と口には出さずもプレッシャーをかけている
(普段の診療でも、
仕上げ磨きをしないお子さまに
鬼の形相で磨いている✨
保護者の方の話をよくします笑)
それから、
ある食べ物で熱くて火傷をした、
お腹を壊した、
吐き出してしまった
などの食べる時のマイナスの感情の経験が
好き嫌いに繋がる場合もあります。
食べさせなくては!
という気持ちが、つい強い口調で
食べなさい!
と促してしまうことは
かえって好き嫌いを助長してしてしまうものなのです。
この事を念頭に置いていれば
食べてくれない食材があっても
仕方がないなぁと思えますよね✨
本日はここまで!
次回は、
無理矢理食べさせる?
好き嫌いを直すには
についてお話していきたいと思います✨⚕️