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歯周病と糖尿病の関わりについて

2022年10月6日

こんにちは。藤が丘デンタルクリニックの院長の溝口です。最近は急に涼しくなって、秋の到来を感じられる日々ですが、皆さんは体調を崩されない様に気をつけて下さいね。当院のスタッフはみんな元気に毎日、診療しております。

さて、今回は、歯周病と糖尿病の関わりについてお話しさせて頂きます。近年、歯周病は様々な全身疾患と関わりがある事が報告されています。その中でも代表的な全然疾患であり、当院に通われている患者さんの中でも、多くの方が持病として糖尿病を持っております。

まず、歯周病とは、歯周病菌の感染により歯茎や歯を支えている骨に炎症を起こす病気です。重症になると、歯を支えている骨が溶けて、歯を失う事にもなりかねません。

なぜ、お口の中の病気が全身疾患である糖尿病と関わりがあるのか?と思いますよね。

それは、歯周病になると炎症性サイトカインと呼ばれる物質が、血液に乗って全身をめぐり、血糖値を下げるインスリンの働きを弱めてしまうからです。そのため、血糖コントロールが乱れて血糖値が上がるので、糖尿病のリスクが高くなります。

また、糖尿病の方は免疫力が落ちているため、歯周病菌への抵抗力が弱く、歯周病の症状が悪化しやすくなります。つまり、歯周病と糖尿病はお互いに悪影響を及ぼす関係にあるのです。

その関係性を考えると、歯周病の治療を行っていけば、糖尿病の治療にもなるという事です。特に2型糖尿病の場合は、歯周病治療を行う事でHbA1cの値が改善することが様々な研究でわかってきています。

そして、健康な歯でしっかり噛める事は糖尿病を招くリスクを2つ取り除く事が出来ます。

1、肥満の防止..よく噛んで食べる事で満腹中枢が刺激され、食事の量を減らす事が出来ます。

2、栄養バランスの偏りの防止..歯周病で歯がぐらついたりお痛みがある場合、柔らかく飲み込むやすい食事を摂る事が増えます。柔らかい食べ物には炭水化物が多いので、高血糖になりやすいです。

歯周病も糖尿病も生活習慣病です。お口の健康は全身の健康に繋がっていると言えます。

規則正しい生活習慣と、毎日の歯磨き、定期的な歯の検診でお口と体の健康を守っていきましょう。お口の中で少しでも不安な事や、ご不明な事がありましたら、当院のスタッフまでお声かけ下さい。

 

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