2022年9月16日
こんにちは✨
名東区藤が丘デンタルクリニック
歯科衛生士の新美です✨
9月も中旬に入ったというのに、まだまだ暑い日が続いてますがいかがお過ごしでしょうか?
今回は虫歯についてお話ししようと思います!
虫歯というワードはよく耳にするとおもいます。
日本人の90%は虫歯にかかってると言われています。
歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょうか?
人によっては、まったく磨いていないのに「虫歯は一本もないよ。」という人もいます。
その差は虫歯菌(ミュータンス菌)が口の中にいるかどうかの影響が大きいです。
虫歯菌の中でも最も悪い菌はミュータンス菌といいます。
ミュータンス菌は生後10ヶ月~36ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染します。
さらにそこで、糖分をとったり間食頻度が多いと
ミュータンス菌はより大量に歯面に定着していきます。
虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、
虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、
糖分を栄養にして酸を出します。
この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。
これが虫歯の始まりです。
酸によってプラークの中、つまり歯の表面は酸性になり、カルシウムが溶け出します。
これを
「脱灰」
といいます。
酸は唾液の作用によって中和され、30〜40分後に再びカルシウムが歯の表面に戻ります。
これを
「再石灰化」
といいます。
歯の表面では、常にこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。
しかし、再石灰化されるのを待たずに飲食をしてしまうと、
脱灰がどんどん進んでしまい、歯に穴があくのです。
なので、間食回数が多かったり、ダラダラ食べをすると虫歯になりやすいとは、この事なのです!
歯の中でも、虫歯になりやすい部位が存在します。
この3つは虫歯になりやすい場所といわれてます。
では、なるべく虫歯にならないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
①噛み合わせの溝では
・しっかりと歯ブラシで掻き出してあげる
・溝に残りやすい物はなるべく避ける(クッキーなど)
・シーラント(フッ素配合の白い詰め物)をすることで、溝を埋めてしまう
②歯と歯の間 では
・歯ブラシでは届かない場所なので、デンタルフロスを使用する
③歯と歯肉の境目 では
・歯ブラシのあて方を歯肉に向けて小刻みに動かす
歯磨きは最低でも3〜4分は行いましょう。
お子様は、仕上げ磨きも忘れずに!
また、お口の中で被せ物が入っていたり
矯正器具をつけていたりすると、
セルフケアだけでは、どうしても磨き残しが出てきてしまいます✨
完璧に歯を磨くことは難しいです✨
定期的に歯科医院に通い、クリーニングを受け
個々のお口の中に対応した歯磨きの方法、
兼用して使うフロスや歯間ブラシ、タフトブラシの使い方を習得することをお勧めしています!
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次回は、虫歯の種類について
詳しくお話していきたいと思います!