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インプラントについて③

2022年8月5日

こんにちは。藤が丘デンタルクリニックの院長の溝口です。猛暑の日が連日続いており、体調を壊しやすいので、皆さん水分補給などして過ごして下さいね。当院のスタッフのみんなは今日も元気に診療しております。

さて、今回はインプラントについての最終回になります。インプラントの出来ない方や注意が必要な方についてと、長持ちさせるためのポイントについて書かせて頂きます。

⑴インプラントの出来ない方や注意が必要な方

①重度の疾患をお持ちの方は注意が必要です。高血圧や心疾患や骨粗鬆症や糖尿病や抗がん剤を服用中の方は、休薬して頂いたり、コントロールしながらインプラント治療をする必要があります。

②未成年(20才未満)の方は、顎の骨の成長がまだ未完成の為、基本的にはインプラント治療を成人するまで待って頂く必要があります。成長過程でインプラント治療をしてしまうと、歯並びなどに悪影響を及ぼしてしまう事があるからです。そのため、顎の骨の成長が止まるまでは別の器具を入れて、周りの歯が動かないようにしておく必要があります。

③妊娠中の方へのインプラント治療は、基本的には母子の安全を第一に考え、出産後まで待って頂くようにしております。インプラント治療は手術やお薬を出す必要があるので、お身体への負担や赤ちゃんへの負担を考えると、妊娠期間中は避けた方がいいと思われます。よって、産後や授乳期間終了後の体調が落ち着いてから、インプラント治療をスタートさせて頂いております。

④重度の歯周病の方は注意が必要です。しっかりと歯周病の治療を行い、歯茎からの出血が減り歯茎の状態が安定してから、インプラント治療を行うようにしております。しっかりと歯周病の治療をしないでインプラント治療を行うと、インプラントも歯周病になり、最悪抜けてしまう事もありえます。

⑤喫煙習慣のある方も注意しながらインプラント治療を行う必要があります。基本的には禁煙をお願いしております。タバコの有害物質により、インプラントとご自身の骨の結合を阻害してしまう為です。タバコは全身にも、周りの人にも悪影響を及ぼします。百害あって一利なしです。禁煙をお願いしております。

⑵インプラントを長持ちさせる為のポイント

①しっかりとセルフケアを行う事が大切です。普段お使いの歯ブラシだけのケアでは磨き残しが起こり得ます。タフトブラシやフロスなどの補助清掃用具も活用しましょう♪また、歯磨剤は研磨剤の粒子が荒い物は避けて頂きたいです。インプラントに傷がつくリスクが上がります。詳しくは検診の際に、当院の歯科衛生士の方からケアの仕方を指導させて頂きます。

②定期検診を受けて頂きたいです。インプラントの状態やお口の中の清掃状態を確認するために、少なくとも年に2、3回は受けて頂きたいです。この時に普段のセルフケアでは落としきれない汚れを、当院で機械的に除去していきます。歯ブラシの当て方やどのような補助清掃用具を使うといいのかをお話しさせて頂き、ご自宅でのケアに役立てて頂きたいです。

歯は見た目や発音や噛む事に関わります。健康で歯の心配をしないで生活でき、気にせず話せて、何でも食べたり笑うことが出来る。そのための選択肢の一つとして、インプラントのお話を3回に分けて書かせて頂きました。何かご不明な点などがあれば、遠慮なく当院のスタッフまでお声掛け下さい。

余談になりますが、昨年から先月まで、患者さんに対して、インプラントをいかに短期間で、安全に腫れないように、手術時間を短くをコンセプトにしているインプラントの勉強会に参加してきました。そこで学んだ事を当院に通われている患者さんに対して、行っていこうと思います。今後ともよろしくお願いします。

 

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